ご挨拶

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北澤 茂
第43回日本神経科学大会 大会長

(大阪大学大学院 生命機能研究科)

 

第43回日本神経科学大会ホームページへようこそ。
2020年の第43回大会は7月29日(水)から8月1日(土)まで、神戸コンベンションセンターで開催されます。

大会テーマはTheories of the brain(脳の理論)です。「理論」が複数形になっているのは神経科学の学際性を反映しています。分子、細胞、局所回路から脳全体のシステムという研究対象の広がり、運動・感覚から意識のような高次の認知機能に至る機能の広がり、分子生物学・心理学・生理学・数理科学といった手法の広がり、その広さは他のどのような学問分野もかなうものではありません。あらゆる手法を貪欲に取り込んで、現在進行形で発展し続けている領域が、神経科学なのです。オプトジェネティクスやiPSを使った研究は今やスタンダードとなっていますし、近年再ブレイクした人工神経回路の技術は、現実的な機能を発揮する脳のモデルを脳の外に作ることで神経科学に新たな発展をもたらそうとしています。

いつかthe theory of the brainが確立する日が来るのかもしれません。しかし、それまでは、theories of the brainがもたらす多様性を存分に楽しみ、発展させようではありませんか。大会のエンブレムは、多彩な理論が総体として脳を立体的に浮かび上がらせていく様子を、日本の伝統的な市松模様の意匠を借りて表現しました。

神経科学があらゆる研究手法に対して開かれているのと同様に、この大会は神経科学に携わるあらゆる人に対して開かれています。性別・年齢・人種・国籍の違いによるハラスメントがない、快適な大会環境を準備することを約束いたします。偶然ですが、本大会は、東京で開催されるオリンピックの期間中に開催されます。スポーツの祭典に五大陸からアスリートが集まるように、世界中の神経科学者が神戸に集まってくださることを願っています。

神戸に集まって、神経科学を楽しみましょう!


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